行政処分受けた「恵」の事業、神戸の会社に一括譲渡
障害者GHなど全246カ所
食材料費の過大徴収などが認められ、行政処分を受けた障害者グループホーム⼤⼿の「恵」が、医療・介護福祉事業の「ビオネスト」(神戸市中央区)に事業を一括譲渡する方針を決めたことを厚生労働省が発表した。【渕本稔】
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障害者グループホームのほか、障害福祉サービス事業所、介護保険サービス事業所など246カ所を全て譲渡する。今後調整を進め、2025年1月末をめどに事業譲渡を完了させる見通し。
事業の譲渡に当たり、利用者や従業員の雇用はこれまでと同等以上の条件で維持するという。
恵が運営する事業所では、利用者からの食材料費の過大徴収や障害福祉サービス等報酬の不正請求などが認められ、愛知県と名古屋市が6月26日に5カ所の指定取り消し処分を行った。
これに合わせて厚労省は同日、ほかの事業所の指定更新や新規の指定を5年間認めない「連座制」を適用することを同社に通知した。
厚労省では、利用者への継続的なサービスを確保するため、同社に対し助言や指導などを引き続き行うとしている。
医療介護経営CBnewsマネジメント
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